ドローンを活用した新スマート物流事業のご紹介

更新日:2024年05月30日

川根本町における物流に関する課題と対策

災害時に予想される孤立集落への物資輸送問題

ドローンによる物資輸送実証実験

本町の物流に関する課題の一つ目に、災害時に予想される孤立集落への物資輸送問題があります。
本町は、令和4年台風15号災害において甚大な被害を受け、特に孤立集落への支援の難しさを痛感しました。台風15号災害を教訓とし、孤立集落への物資輸送の解決策として、2023年にドローンによる物資輸送の実証実験を行いました。
2023年9月には尾呂久保地区と壱町河内地区に、12月には坂京地区に物資輸送し、ドローンの有効性を確認しました。

食品アクセス(買い物困難者)問題

買い物困難者問題

本町の物流に関する課題の2つめに、高齢化や商店廃業による買い物困難者問題があります。本町は75歳以上の後期高齢化率が静岡県で1位(2024年5月現在)であり、今後さらに問題が大きくなる可能性があります。

買い物代行とフードデリバリー

買い物困難者問題の解決として、旧中川根南部小学校を活用した拠点施設において、町民からの日用品や食品の注文を受け、ドローンと車を使って配送する、買い物代行とフードデリバリーサービスを実施します。

2024年物流問題

2024年物流問題

本町における物流問題の3つめに、新たな課題である2024年物流問題があげられます。
ドライバーの労働時間規制により輸送能力が不足し、本町のような過疎地域は配達日の縮小などが懸念されます。

共同配送

この課題解決のため、配送会社の荷物をここ旧中川根南部小学校を活用した拠点施設に一時集約。ラストワンマイルの配送を一括して請け負う、共同配送を実施することにより、いわゆる2024年物流問題の解消を図ります。

まとめ

川根本町を取り巻く地域課題

川根本町を取り巻く地域課題
  • 災害時に想定される「孤立集落への物資輸送」
  • 高齢化や商店廃業による「買い物困難者問題」
  • ドライバーの労働時間規制による「2024年物流問題」

課題を解決するスマート物流

川根本町スマート物流
  • ドローンを活用した孤立集落への物資輸送
  • 買い物代行サービス、フードデリバリーサービス
  • 共同配送(ラストワンマイル配送)

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