徳山の盆踊
徳山の盆踊について
令和6年度の開催概要については下記をご参照ください。
令和6年度 徳山の盆踊についてのご案内(徳山古典芸能保存会ホームページ)
- 重要無形民俗文化財(芸能):1987年12月28日指定
- ユネスコ無形文化遺産:2022年11月登録
- 所在地:川根本町徳山2894(浅間神社)
- 保持者:川根本町徳山古典芸能保存会
「徳山の盆踊」パンフレット(PDFファイル:5.7MB)
川根本町徳山は、南アルプス南部の山間にある集落だが、この地には文化財が多く残され、また古来よりふたつの重要な民俗芸能が伝えられてきた。そのひとつが「徳山の盆踊」であり、毎年8月15日の夜、浅間神社の例祭にあわせて奉納されている。
「鹿ん舞」
長い角を持つ鹿頭をつけた牡鹿役が先頭に立ち、ふたりの牝鹿役が従う。その後方にひょっとこ面つけた者が続く。お囃子の軽快なリズムにあわせて、紅白の綾棒を回しながら前後に飛び跳ねるようにして踊る。かつては、その年の20歳になった青年によって行なわれることになっていたが、現在は中学生が踊り手となっている。
「ヒーヤイ」
浴衣の上に京の舞妓風のだらりの帯をしめた娘たちが小唄に合わせて舞う、古歌舞伎踊りの初期の形態を残した古風で優雅な舞である。この舞をヒーヤイと呼ぶのは、唄の終わりに「ヒーヤイ」という囃子言葉がついているためである。かつては、男が女装をして舞ったが、現在は小中学生の女子が舞手となっている。
「狂言」
慶応4年に書かれた台本に「むかしより、猿楽とやら、口うつしおぼえしだき書きおくぞや」とあり、また、一番古い台本には「宝暦9年卯月」と記してあり、この狂言の起源はかなり古いことがわかる。台本には、14演目があるが、現在は「頼光」「新曽我」の2演目である。
1987年12月、この盆踊りの形態が、古歌舞伎踊りの初期の仕組みを伝承するもので、これに動物仮装の風流が添えられているなど地域的特色にも富んでおり重要と判断され、国重要無形民俗文化財の指定を受けた。
令和4年11月、「徳山の盆踊」を含む24都府県41件の民俗芸能「風流踊(ふりゅうおどり)」がユネスコ無形文化遺産に登録された。
お問い合わせ先
徳山区事務所(月~金の9時~16時)
電話・ファクス:0547-57-2843
浅間神社 徳山神社 - 徳山古典芸能保存会 (google.com)
(令和6年度撮影)
更新日:2024年08月29日