ハイキングセーフティーガイド
もしも道に迷ったら
もしも山でルートを見失ったら、正しいルートに戻ることをまず考えましょう。周囲の地形を観察し近くに登山道がないか、または木の枝や沢の対岸に赤いテープやペンキのマーキングがないか確認しましょう。
それでも正しいルートが見つからない場合は、一端休憩し落ち着いてから、地図とコンパスで現在地とルートを確認しましょう。
滑落の危険が高いので、間違っても谷へ降りることは避け、見通しの良い山頂や尾根を目指し、見覚えのある場所、目標物と地図を照らし合わせ目分の位置を把握することに努めましょう。
現在地点を正確に知る方法・・・視界が効く場所で、コンパスと地図の北を合わせて地面に置きます。次に遠くにある目標物を2つ以上決め、実際の目標物と地図上のそれを結ぶ延長線を引きます。2つ以上異なる目標物でこの作業を繰り返し、引いた延長線の交差する所が現在地点になります。
もしも事故が発生したら
もしも傷病者が出たら、その場の状況を見極め、転滑落や落石などの危険がないか確認し、安全な場所に移動させます。次に傷病者のケガの程度や容体を観察し、必要であれば応急処置を施します。
そして現在の位置や日没までの残り時間、最寄りの小屋などを確認し、そこまで傷病者を搬送できるかなど冷静に判断します。救助を要請する時は、あくまでも自分たちの手に負えないと判断した場合のみで、原則的には「自力救助」を心掛けましょう。
もしも天候が急変したら
山は、地形が複雑で気流が変化しやすく、急に強い雨が降ってきたり、霧が立ち込め視界が遮られたりします。道に迷ったり、滑落事故に遭いやすくとても危険です。
このようなときは、慌てずに天候が回復するまでじっと待ちましょう。また、山の雷は、どこから降ってくるか見当がつかず大変危険です。山の下から襲ってくることもあります。落雷の兆候が現れたら早めに下山するのが一番ですが、もしもの場合は、山頂や尾根、大木の下は避け低い姿勢で雷がおさまるのを待ちましょう。
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更新日:2024年04月01日