国民文化祭「神楽フェスティバル」
10月25・26日の2日間、町立本川根小学校と田代大井神社を会場に第24回国民文化祭「神楽フェスティバル」が開かれました。
大井川・安倍川流域に伝わる駿河神楽をはじめ、青森県から熊本県まで10県18の神楽団体が川根本町に集い競演し、「神楽は土地の光となりえるのか?」と題した「神楽シンポジウム」も開かれ、伝統文化の魅力を再確認しながら交流の輪を広げるとともに、神楽の伝承を通じて地域づくりや地域コミュニケーションのあり方を考える2日間で、来場者は延べ4500人(25日2000人・26日2500人)を数えました。
全国の神楽団体が一堂に会す機会はめったにないとこともあり、来場者は繰り広げられる演舞に真剣に見入り、地域や文化によっての神楽伝承の違いを肌で感じていました。
実行委員会会長の佐藤公敏町長は閉会式において「多くの皆さまのご支援、ご協力をいただき、神楽フェスティバルを成功させることができました。心からお礼を申し上げます。出演された皆様には、郷土の誇りを胸に、その思いを存分に披露していただきました。また、ご来場の皆様には、素晴らしい感動と心に残る思い出をお持ち帰りいただけたと思います。神楽は自然に対する畏怖や感謝、山里の暮らしを体現し今に伝えています。神楽は人々の心をいやし、元気づけてまいりました。今回の企画を通じて、本物の暮らしや豊かさを問い直す場になりました。神楽を守ることは、地域を守ることであることを再認識し、今後も神楽が奉納され続けられるよう、全力で町づくりに取り組んでいきます」とあいさつしました。
〔レポートと写真:服部了士〕
神楽とは
人に災いをもたらす悪霊や疫神を祓い、清め、鎮め、世の中の平穏と五穀豊穣大漁満足、商売繁盛など現世利益を神仏に祈願するためにおこなう音楽と芸能のことをいう。
国民文化祭神楽フェスティバル
【10月25日(日曜日)】
- 開会式及びオープニングセレモニー
・本川根小学校特設会場 13時00分~
・出演中川根南部小学校児童による和楽器演奏
- 神楽シンポジウム
・本川根小学校特設会場 13時30分~
・テーマ/『神楽は土地の光になりえるのか?』
・日本民俗学会会員八木洋行氏
・愛知県東栄町花祭会館館長伊藤勝文氏
・山形県遊佐町杉沢比山連中代表小野寺幸七氏
・梅津神楽保存会会長筑地宣氏
- 神楽舞(田代大井神社会場)15時30分~
梶矢神楽団(広島県)
遠山霜月祭和田保存会(長野県)
加殿神楽保存会(静岡県)
杉沢比山連中(山形県)
川島神楽連(熊本県)
諸子沢神楽保存会(静岡県)
清沢神楽保存会(静岡県)
川根本町徳山古典芸能保存会(静岡県)
田代神楽保存会(静岡県)
【10月26日(月曜日)】
- 神楽舞(本川根小学校特設会場)9時00分~
梼原町津野山神楽保存会(高知県)
中居林太神楽(青森県)
備中神楽成羽保存会(岡山県)
井川神楽同志会(静岡県)
アトラクション(赤石太鼓)
中設楽花祭り保存会(愛知県)
相模里神楽垣澤社中(神奈川県)
ロ坂本・横沢・大日神楽保存会(静岡県)
笹間神楽保存会(静岡県)
梅津神楽保存会(静岡県)
- 閉会式
・本川根小学校特設会場 17時15分~
お問い合わせ先
川根本町教育委員会生涯学習課電話:0547-58-7080
本川根小学校の会場の様子
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本川根小学校の会場の様子
- 町立本川根小学校は敷地のすぐ脇を大井川鐵道のSLが走る。毎日、SLの汽笛が響く。
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本川根小学校の会場の様子
- 児童たちが育てた、ウエルカムフラワーが来場者を迎える。
解説の八木洋行さん(右)と司会の神谷幸恵さん(左)
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解説の八木洋行さん(右)と司会の神谷幸恵さん(左)
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右:八木洋行さん(日本民俗学会会員・静岡県民俗芸能研究会代表)
左:神谷幸恵さん(静岡エフエム放送「K-MIX」パーソナリティー)
2日間を通じ、八木洋行さんが解説、神谷幸恵さんが司会を務め、八木洋行さんは「神楽とは」「舞台空間と方位の意味」「伝承された地域での神楽の違い」など、見学に訪れた小学生にも理解できるよう、丁寧にわかりやすく解説し、神谷幸恵さんは軽妙に、ときには間近で観た神楽に対する感動を素直に伝えてくれました。
神楽シンポジウム「神楽は土地の光となりえるのか?」
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神楽シンポジウム「神楽は土地の光となりえるのか?」
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テーマ/『神楽は土地の光になりえるのか?』
写真左から
・日本民俗学会会員八木洋行さん
・愛知県東栄町花祭会館館長伊藤勝文さん
・山形県遊佐町杉沢比山連中代表小野寺幸七さん
・梅津神楽保存会会長筑地宣さん
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神楽シンポジウム「神楽は土地の光となりえるのか?」
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テーマ/『神楽は土地の光になりえるのか?』
写真左から
・日本民俗学会会員八木洋行さん
・愛知県東栄町花祭会館館長伊藤勝文さん
・山形県遊佐町杉沢比山連中代表小野寺幸七さん
・梅津神楽保存会会長筑地宣さん
梶矢神楽団(広島県安芸高田市)
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梶矢神楽団(広島県安芸高田市)
- 私たち梶矢神楽団は広島県安芸高田市高宮町川根梶矢の地にあって石見神楽の源流とされる大元神楽の流れを汲む邑智系神楽であります。所伝によると石見の国阿須那、斎藤宮司及び地元沖原山神社三上宮司に梶矢の住人数名が師事し神職神楽の極意を伝授され、寛政年間には既に氏子舞が行われていたとの古文書があり、それ以来戦争中も中断することなく奉納し古典演目を伝承していることから昭和29年(1954)広島県無形民俗文化財の指定を受ける。時代は流れ新演目(通称新舞)がもっぱら持て囃されている昨今でありますが、これからも高田神楽の元祖として団員一丸となって古典演目の伝承に精進して参りたいと思っています。
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梶矢神楽団(広島県安芸高田市)
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鍾馗(しょうき)
この神楽は数ある鬼舞の中でも特に重視する古典演目であります。春夏秋冬の一切の疫病退散を願うものであります。鍾馗大神が、大疫神を退治する物語であります。素朴な舞でありますが神、鬼、両者ともそれぞれの舞の作法、基本が織り込まれています。
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梶矢神楽団(広島県安芸高田市)
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鍾馗(しょうき)
この神楽は数ある鬼舞の中でも特に重視する古典演目であります。春夏秋冬の一切の疫病退散を願うものであります。鍾馗大神が、大疫神を退治する物語であります。素朴な舞でありますが神、鬼、両者ともそれぞれの舞の作法、基本が織り込まれています。
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梶矢神楽団(広島県安芸高田市)
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鍾馗(しょうき)
この神楽は数ある鬼舞の中でも特に重視する古典演目であります。春夏秋冬の一切の疫病退散を願うものであります。鍾馗大神が、大疫神を退治する物語であります。素朴な舞でありますが神、鬼、両者ともそれぞれの舞の作法、基本が織り込まれています。
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梶矢神楽団(広島県安芸高田市)
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鍾馗(しょうき)
この神楽は数ある鬼舞の中でも特に重視する古典演目であります。春夏秋冬の一切の疫病退散を願うものであります。鍾馗大神が、大疫神を退治する物語であります。素朴な舞でありますが神、鬼、両者ともそれぞれの舞の作法、基本が織り込まれています。
遠山霜月祭和田保存会(長野県飯田市)
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遠山霜月祭和田保存会(長野県飯田市)
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静岡県と境を接する信州の南端遠山谷に古く鎌倉時代より残る湯立神楽、遠山の霜月祭りが昭和五十四年に国の重要無形文化財に指定されたのを期に保存会を立ち上げ、祭の原型を保存し永く後世にも伝え残す事を目的に練習及び検鑚を重ねております。現在遠山の霜月祭は地区内の十一ヶ所の神社で執り行われて居ますが、和田は谷の中心地であり、氏子の数も多い諏訪神社の12月13日の例大祭日に行われている霜月祭りです。秋も深まってくると子供達にも伝承講習会を開催して練習を重ね、祭り当日も子供達にも舞っていただいております。
ふみならしの舞
鈴と扇で舞うこの舞いは別名を四方舞とも言い神様をお招きする社殿を祓い潔める悪魔祓いの意味がありますが、あらかじめ踏みならしておく、ふみ堅めておくとか、神殿を確かめておく事の意味もあります。
本来は三周し五隅み五方を踏んで舞います。
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遠山霜月祭和田保存会(長野県飯田市)
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面おろし
諏訪神社では面が41面あり、それぞれ役割を持っているが、水の玉、火の玉、祭神である諏訪等、順に登場するばあさとじいさの道行き伊勢音頭、関所守との問答、最後に猿が七五三に豊穣祝福に舞う、湯切りを行うのは水の玉のみである。
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遠山霜月祭和田保存会(長野県飯田市)
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面おろし
諏訪神社では面が41面あり、それぞれ役割を持っているが、水の玉、火の玉、祭神である諏訪等、順に登場するばあさとじいさの道行き伊勢音頭、関所守との問答、最後に猿が七五三に豊穣祝福に舞う、湯切りを行うのは水の玉のみである。
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遠山霜月祭和田保存会(長野県飯田市)
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金剣(かなつるぎ)の舞
祭の終わりを告げてもまだ残っているとりつき悪霊達をおどかして帰っていただく舞いです。最後に九字を切って神の依代を無くしてしまいます。氏子総代に湯渡しを三三九度で行い、祭りが終了します。
加殿神楽保存会(静岡県伊豆市)
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加殿神楽保存会(静岡県伊豆市)
- 伊豆市修善寺温泉東方の加殿集落に、氏神、子の神社があり五穀豊穣を祈念して、毎年秋の例大祭が(10月11日以前の休日)行われ、社殿前で奉納されているのがこの神楽である。青年団員の長男が奉納していたが、解散に依り、昭和49年発足していた加殿神楽保存会に依って、現在受け継がれ奉納されている。古文書は無いが、古い長持ちには元治元年の記載があり江戸末期から舞われている様で、伊勢の椿明神の神楽の系統で、約百数拾年の時を過ている、昭和49年に旧修善寺町無形文化財に指定され現在に至っている。舞には、下り葉(2人で舞)、剣の舞(1人で舞)、狂い(2人で舞)、の3舞から成る。鳴物は、小太鼓、桶太鼓、笛である。
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加殿神楽保存会(静岡県伊豆市)
- 伊豆市修善寺温泉東方の加殿集落に、氏神、子の神社があり五穀豊穣を祈念して、毎年秋の例大祭が(10月11日以前の休日)行われ、社殿前で奉納されているのがこの神楽である。青年団員の長男が奉納していたが、解散に依り、昭和49年発足していた加殿神楽保存会に依って、現在受け継がれ奉納されている。古文書は無いが、古い長持ちには元治元年の記載があり江戸末期から舞われている様で、伊勢の椿明神の神楽の系統で、約百数拾年の時を過ている、昭和49年に旧修善寺町無形文化財に指定され現在に至っている。舞には、下り葉(2人で舞)、剣の舞(1人で舞)、狂い(2人で舞)、の3舞から成る。鳴物は、小太鼓、桶太鼓、笛である。
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加殿神楽保存会(静岡県伊豆市)
- 伊豆市修善寺温泉東方の加殿集落に、氏神、子の神社があり五穀豊穣を祈念して、毎年秋の例大祭が(10月11日以前の休日)行われ、社殿前で奉納されているのがこの神楽である。青年団員の長男が奉納していたが、解散に依り、昭和49年発足していた加殿神楽保存会に依って、現在受け継がれ奉納されている。古文書は無いが、古い長持ちには元治元年の記載があり江戸末期から舞われている様で、伊勢の椿明神の神楽の系統で、約百数拾年の時を過ている、昭和49年に旧修善寺町無形文化財に指定され現在に至っている。舞には、下り葉(2人で舞)、剣の舞(1人で舞)、狂い(2人で舞)、の3舞から成る。鳴物は、小太鼓、桶太鼓、笛である。
杉沢比山連中(山形県遊佐町)
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杉沢比山連中(山形県遊佐町)
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杉沢比山は山形県遊佐町杉沢地区に伝わる番楽である。その起源は鎌倉時代にまで遡るといわれ、鳥海山の修験者からいつしか住民の手に受け継がれ、現在は「杉沢比山連中」の手により継承されている。
数ある番楽の中でも、すっきりと洗練された美しい型、水際立った鮮やかな舞により芸術的価値を高く評価されている。また、能楽成立以前の多様な芸能の要素を含む重要な番楽として、昭和53年に国の重要無形民俗文化財に指定されている。
景政(かげまさ)
前九年の役で八幡太郎義家が安倍貞任、宗任兄弟を攻めた時、厨川の域で義家の家来、鎌倉の権五郎景政が安倍宗任に左目を射られるものの、矢を抜かずに宗任を捜し求め、ついにその矢を射返す物語による演目。
大太刀を振りかざし活躍する景政の勇姿を表す。
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杉沢比山連中(山形県遊佐町)
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猩々(しょうじょう)
猩々とは、中国の説話に登場する酒好きな生き物。親孝行の高風という若者が、猩々をもてなし、永久に酒が湧き出る酒壷をもらうという物語による演目。
舞手が刀を抜いて舞台に転がったり、刀を咥えて逆立ちするなど曲芸的な動作が特徴。
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杉沢比山連中(山形県遊佐町)
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猩々(しょうじょう)
猩々とは、中国の説話に登場する酒好きな生き物。親孝行の高風という若者が、猩々をもてなし、永久に酒が湧き出る酒壷をもらうという物語による演目。
舞手が刀を抜いて舞台に転がったり、刀を咥えて逆立ちするなど曲芸的な動作が特徴。
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杉沢比山連中(山形県遊佐町)
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猩々(しょうじょう)
猩々とは、中国の説話に登場する酒好きな生き物。親孝行の高風という若者が、猩々をもてなし、永久に酒が湧き出る酒壷をもらうという物語による演目。
舞手が刀を抜いて舞台に転がったり、刀を咥えて逆立ちするなど曲芸的な動作が特徴。
川島神楽連(熊本県玉名市)
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川島神楽連(熊本県玉名市)
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熊本県の北部に位置する玉名市からまいりました。私たちが継承している神楽は、熊本県の城北地域に見られる「肥後神楽」に総括されるものです。
川島神楽は肥後神楽の流れを組み、明治30年頃より舞い始められ、以来戦時中も欠かすことなく続いております。昭和24年時、県北部にあります山鹿が大宮神社で行われていました神楽大会では、4年連続優勝する等の実績を持っています。
メンバーは大人24名で、後継者育成を兼ねた活動で子供24名(内中学生5名)を指導しています。
また、川島地区の例祭で年4回、近隣地区の祭礼や玉名市神楽大会に参加。最近では、2007年に熊本城築城400年祭に参加し奉納させて頂きました。
四剣(しけん)の舞
四剣の舞は、13演目ある川島神楽の中で中間に舞われるものであり、舞の中で前半は静かに、中盤から後半にかけては優雅がに時に激しく、スピード感ある舞になります。
構成、動きが十分洗練され、笛、太鼓のリズムに合った舞で定評があります。
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川島神楽連(熊本県玉名市)
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四剣(しけん)の舞
四剣の舞は、13演目ある川島神楽の中で中間に舞われるものであり、舞の中で前半は静かに、中盤から後半にかけては優雅がに時に激しく、スピード感ある舞になります。
構成、動きが十分洗練され、笛、太鼓のリズムに合った舞で定評があります。
諸子沢神楽保存会(静岡県静岡市)
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諸子沢神楽保存会(静岡県静岡市)
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私達は静岡市の藁科川と云う川の上流にあたり、町内も現在30戸余にある町内です。昔は40数戸あったのですが、現在は30戸たらずとなり、まだまだ過疎の止まらない状態です。その中に11人の神楽のメンバーがいて、早くも神楽会が出来て40年を迎え、この11日には祭典と共に40周年を記念事業として町内から出た方にもお集まりをいただき、盛大な祭典を上げた所でした。
松竹梅(しょうちくばい)の舞
この舞は3人で舞う舞で、篭に松竹梅の枝を背負い、太鼓、笛の銚子も良く、舞いも激しい舞で、舞子も汗の出る大変な舞いです。
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諸子沢神楽保存会(静岡県静岡市)
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天皇(てんのう)の舞
この舞は、やはり3人で舞い、鈴と弓を持ち、はなやかな舞いです。弓の矢は5本持っていて、舞の途中、神殿の四方へ行ってそれぞれの舞子が打ちます。
その矢を拾うと縁起が良いと云うならわしがあり、町内のお祭りでは拾おうとする人で大にぎわいです。
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諸子沢神楽保存会(静岡県静岡市)
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天皇(てんのう)の舞
この舞は、やはり3人で舞い、鈴と弓を持ち、はなやかな舞いです。弓の矢は5本持っていて、舞の途中、神殿の四方へ行ってそれぞれの舞子が打ちます。
その矢を拾うと縁起が良いと云うならわしがあり、町内のお祭りでは拾おうとする人で大にぎわいです。
清沢神楽保存会(静岡県静岡市)
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清沢神楽保存会(静岡県静岡市)
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清沢地区は静岡市街地から北西方向に藁科川に沿って上がること約20キロの静かな山村です。緑と水とお茶の里です。安倍川、大井川、瀬戸川の流域には現在、お神楽が伝承され、これを駿河神楽と総称しています。これは井川川根藁科型に属しますが安倍井川型の演目も移入されている当保存会の演目の数も25演目ありまして面白おかしく見せる道化の舞手に汗を感じさせる勇壮の舞、紹介できないほどの舞があります。今回は五宝の舞を本納します。昭和42年に県の指定を受け無形文化財となり、後継者不足を悩みながら昔から伝承してくれました仙人のためにも良い記録を考え後継者育成に頑張る所存です。
須佐之男(すさのお)の舞
この舞は「ソデ舞」と言って狩衣の袖を左右に振ったり、腕に巻き付けたりする所作があります。右手に笏を持ち、腰には刀を差し荒々しく舞うのが特徴です。神楽では、荒ぶる須佐之男命に鎮まっていただき、順調な季節の巡りと無病息災を祈願いたします。
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清沢神楽保存会(静岡県静岡市)
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須佐之男(すさのお)の舞
この舞は「ソデ舞」と言って狩衣の袖を左右に振ったり、腕に巻き付けたりする所作があります。右手に笏を持ち、腰には刀を差し荒々しく舞うのが特徴です。神楽では、荒ぶる須佐之男命に鎮まっていただき、順調な季節の巡りと無病息災を祈願いたします。
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清沢神楽保存会(静岡県静岡市)
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須佐之男(すさのお)の舞
この舞は「ソデ舞」と言って狩衣の袖を左右に振ったり、腕に巻き付けたりする所作があります。右手に笏を持ち、腰には刀を差し荒々しく舞うのが特徴です。神楽では、荒ぶる須佐之男命に鎮まっていただき、順調な季節の巡りと無病息災を祈願いたします。
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清沢神楽保存会(静岡県静岡市)
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鬼(おに)の舞の笛
この曲で舞われる鬼の舞は、行方不明になってしまった我が子を探す鬼を表した舞です。曲調は、哀調を帯びた名曲です。「ザッド」と言われる曲で登場します。「ネリ」の曲で五方を取って舞い、「ザッド」の曲で退場します。
清水(しみず)の笛
この曲は、道化の拍子に多く使われます。また「恵比須、大黒」の登場する「鯛釣り」では喜びを表すところで「ネリ」を入れた清水の曲を使います。清水の笛は、駿河神楽を伝承する広い地域で吹かれています。
順(じゅん)の舞の笛
「藁科流神楽」の代表的な曲で「藁科拍子」と言われています。静の「胴がかり」動の「大拍子」繁の「舞おろし」と三部構成になっています。多くの舞はこの拍子で舞われますが、取り分け採物の舞は、舞自体も三部構成になっているため、この笛が使われます。
川根本町徳山古典芸能保存会(静岡県川根本町)
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川根本町徳山古典芸能保存会(静岡県川根本町)
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川根本町徳山地区に古来より伝わる二つの民俗芸能を伝承保存することを目的とする。会員は、徳山区民を中心に約400名。伝承は、大人以外に小中学生も行う。伝承芸能のひとつは、8月15日に浅間神社で奉納される。国指定重要無形民俗文化財「徳山の盆踊」で、芸能大会等への出演依頼も多く、国立劇場、早稲田大学講堂、豊田市能楽堂、日本青年館など多くの舞台に立っている。もうひとつの芸能が、10月初旬に徳山神社で奉納される、静岡県指定無形民俗文化財「徳山神楽」で、江戸時代前期に定着したものとされ、延宝2年(1674年)に神楽歌を記した文書が残っている。現在は、女子が舞う「五躰龍の舞」など15種の舞が行われている。
四座(よざ)の舞
鈴と御幣を手にした巫女姿の女子(小中学生)が、四人一組で優雅に舞う。三つの楽曲で構成され、それぞれ東南西北中の五方に向かって拝む仕草をする。徳山神楽の中でも人気の高い演目のひとつ。
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川根本町徳山古典芸能保存会(静岡県川根本町)
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四座(よざ)の舞
鈴と御幣を手にした巫女姿の女子(小中学生)が、四人一組で優雅に舞う。三つの楽曲で構成され、それぞれ東南西北中の五方に向かって拝む仕草をする。徳山神楽の中でも人気の高い演目のひとつ。
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川根本町徳山古典芸能保存会(静岡県川根本町)
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四座(よざ)の舞
鈴と御幣を手にした巫女姿の女子(小中学生)が、四人一組で優雅に舞う。三つの楽曲で構成され、それぞれ東南西北中の五方に向かって拝む仕草をする。徳山神楽の中でも人気の高い演目のひとつ。
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川根本町徳山古典芸能保存会(静岡県川根本町)
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四座(よざ)の舞
鈴と御幣を手にした巫女姿の女子(小中学生)が、四人一組で優雅に舞う。三つの楽曲で構成され、それぞれ東南西北中の五方に向かって拝む仕草をする。徳山神楽の中でも人気の高い演目のひとつ。
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川根本町徳山古典芸能保存会(静岡県川根本町)
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火の舞
実際には、火伏神事が併せて行われる。鉢巻、襷掛け姿の舞手が、燃え盛る松明を両手に持ち、火の粉を周囲に振りまきながら勇壮に舞う。燃え残った松明は「火除け」になるとされ、見物人がこぞって家に持ち帰る。
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川根本町徳山古典芸能保存会(静岡県川根本町)
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火の舞
実際には、火伏神事が併せて行われる。鉢巻、襷掛け姿の舞手が、燃え盛る松明を両手に持ち、火の粉を周囲に振りまきながら勇壮に舞う。燃え残った松明は「火除け」になるとされ、見物人がこぞって家に持ち帰る。
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川根本町徳山古典芸能保存会(静岡県川根本町)
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火の舞
実際には、火伏神事が併せて行われる。鉢巻、襷掛け姿の舞手が、燃え盛る松明を両手に持ち、火の粉を周囲に振りまきながら勇壮に舞う。燃え残った松明は「火除け」になるとされ、見物人がこぞって家に持ち帰る。
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川根本町徳山古典芸能保存会(静岡県川根本町)
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火の舞
実際には、火伏神事が併せて行われる。鉢巻、襷掛け姿の舞手が、燃え盛る松明を両手に持ち、火の粉を周囲に振りまきながら勇壮に舞う。燃え残った松明は「火除け」になるとされ、見物人がこぞって家に持ち帰る。
田代神楽保存会(静岡県川根本町)
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田代神楽保存会(静岡県川根本町)
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田代神楽は、大井神社に古くから伝えられている神事で創始年代は定かでないが、口伝えによると、文治5年(1189年)頃、村を開き、神社を建立して神楽を奉納したことになっている。
その後、幾多の変遷を得ながらも連綿と続けられて来ました。演目は昔の焼畑農業と稲作りの豊作を祈願するものとがあり、その数は14種目その他が数えられる。
これが認められ昭和60年3月に、県の無形文化財に指定された。これを期に田代神楽保存会の組織をつくり会の強化を図った。そして一時は盛んになったが、時代の流れか、過疎もあって、演者の確保も難しく苦慮していたが、この神楽フェスティバルを期に盛り返そうと努力を重ね駒の舞を再現することが出来た。
駒(こま)の舞
田代地区は、村の中心に湧水があり、これを利用しての田づくりが行われてきた。この田の豊作祈願として駒の舞が演ぜられると思われる。黒紋付を着た若者三人が、馬形をつけ、白、赤、青と衣装を整えて、村内の花嫁の安産を祈願し、それのしごきを借り集めてそれを腰から垂らし、つま折り笠をかむって舞う。
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田代神楽保存会(静岡県川根本町)
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駒(こま)の舞
田代地区は、村の中心に湧水があり、これを利用しての田づくりが行われてきた。この田の豊作祈願として駒の舞が演ぜられると思われる。黒紋付を着た若者三人が、馬形をつけ、白、赤、青と衣装を整えて、村内の花嫁の安産を祈願し、それのしごきを借り集めてそれを腰から垂らし、つま折り笠をかむって舞う
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田代神楽保存会(静岡県川根本町)
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駒(こま)の舞
田代地区は、村の中心に湧水があり、これを利用しての田づくりが行われてきた。この田の豊作祈願として駒の舞が演ぜられると思われる。黒紋付を着た若者三人が、馬形をつけ、白、赤、青と衣装を整えて、村内の花嫁の安産を祈願し、それのしごきを借り集めてそれを腰から垂らし、つま折り笠をかむって舞う。
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田代神楽保存会(静岡県川根本町)
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駒(こま)の舞
田代地区は、村の中心に湧水があり、これを利用しての田づくりが行われてきた。この田の豊作祈願として駒の舞が演ぜられると思われる。黒紋付を着た若者三人が、馬形をつけ、白、赤、青と衣装を整えて、村内の花嫁の安産を祈願し、それのしごきを借り集めてそれを腰から垂らし、つま折り笠をかむって舞う。
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田代神楽保存会(静岡県川根本町)
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駒(こま)の舞
田代地区は、村の中心に湧水があり、これを利用しての田づくりが行われてきた。この田の豊作祈願として駒の舞が演ぜられると思われる。黒紋付を着た若者三人が、馬形をつけ、白、赤、青と衣装を整えて、村内の花嫁の安産を祈願し、それのしごきを借り集めてそれを腰から垂らし、つま折り笠をかむって舞う。
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田代神楽保存会(静岡県川根本町)
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狩人(かりうど)
猪など、野に棲む動物に畑を荒らされて苦慮しておるのを、これの退散を祈っての神楽であり大弓を持った狩人に、他の者がその猪などを射止めてもらうよう依頼する。狩人は、他にも応援を求めるなど、その問答はユーモラスに行う。最後に狩人が悦びの舞を舞って終わる
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田代神楽保存会(静岡県川根本町)
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狩人(かりうど)
猪など、野に棲む動物に畑を荒らされて苦慮しておるのを、これの退散を祈っての神楽であり大弓を持った狩人に、他の者がその猪などを射止めてもらうよう依頼する。狩人は、他にも応援を求めるなど、その問答はユーモラスに行う。最後に狩人が悦びの舞を舞って終わる。
清沢神楽保存会(静岡県静岡市)
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清沢神楽保存会(静岡県静岡市)
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湯の舞
この舞は湯立てを行い、その湯に笹束を浸して五方に湯を散らしながら舞う右の手で鈴を持ち神々に「湯の華」を献ずると共に身体を浄め又道浄も浄める舞である。
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清沢神楽保存会(静岡県静岡市)
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湯の舞
この舞は湯立てを行い、その湯に笹束を浸して五方に湯を散らしながら舞う右の手で鈴を持ち神々に「湯の華」を献ずると共に身体を浄め又道浄も浄める舞である。
本川根小学校の会場の様子(2日目)
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本川根小学校の会場の様子(2日目)
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2日目はあいにくの雨となった。
「寸又峡和紙のあかり展」も同時期に開催中とあって、あかり作品で来客者を迎えた。
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本川根小学校の会場の様子(2日目)
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雨にもかかわらず、体育館はほぼ満席。
この日の来場者は2500人を数えた。
梼原町津野山神楽保存会(高知県梼原町)
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梼原町津野山神楽保存会(高知県梼原町)
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津野山神楽は、延喜13年(913年)藤原経高が津野山郷(現在の梼原町)に入国した際、伊豆の国より三島神社を勧請して守護神として祀られたときから、代々特定の神職によって歌い継がれたものと伝えられています。昭和20年の敗戦による混乱から神楽習得者が減少し、一時すたれかかったことから、神楽復興の気運が起こり、昭和23年津野山神楽保存会が設立されました。
当時、この技を習得している唯一人の神職、掛橋富松翁を師として旧習を破り村内各地区から推された青年十数名に口伝により伝承講習されました。その後は、歴代の首長が保存会長となって、後継者が養成されています。
山探(やまさが)し
金山彦のお使いの神が、紛失した宝剣を探し歩くところから始まり、後に宝剣を見つけだし、歓喜するところで舞い終わります。
面は般若の面の一種で、津野山神楽に使用する面のうちで、あらゆる表情に富んでいて、右に出る面はありません。
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梼原町津野山神楽保存会(高知県梼原町)
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山探(やまさが)し
金山彦のお使いの神が、紛失した宝剣を探し歩くところから始まり、後に宝剣を見つけだし、歓喜するところで舞い終わります。
面は般若の面の一種で、津野山神楽に使用する面のうちで、あらゆる表情に富んでいて、右に出る面はありません。
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梼原町津野山神楽保存会(高知県梼原町)
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山探(やまさが)し
金山彦のお使いの神が、紛失した宝剣を探し歩くところから始まり、後に宝剣を見つけだし、歓喜するところで舞い終わります。
面は般若の面の一種で、津野山神楽に使用する面のうちで、あらゆる表情に富んでいて、右に出る面はありません。
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梼原町津野山神楽保存会(高知県梼原町)
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鯛つり
昔から言代主神は鯛つりの名人と称され、俗に「えびすさま」「えべっさま」ともいわれる七福神の一人です。
面の表情を見るだけでその動作も想像できますが、ユーモラスな舞は、舞手の個性を表します。観客席から鯛や供物を釣り上げます。
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梼原町津野山神楽保存会(高知県梼原町)
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鯛つり
昔から言代主神は鯛つりの名人と称され、俗に「えびすさま」「えべっさま」ともいわれる七福神の一人です。
面の表情を見るだけでその動作も想像できますが、ユーモラスな舞は、舞手の個性を表します。観客席から鯛や供物を釣り上げます。
中居林太神楽(青森県八戸市)
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中居林太神楽(青森県八戸市)
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青森県八戸市に伝わる、伊勢系の太神楽です。明治のはじめごろ伝わったといわれ、明治25年に地元で一番大きなお祭りの「三社大祭」の行列に加わった記録が残っています。現在でも、三社大祭の先頭で舞い、清めの役をつとめています。
頭に1人、後ろに1人の2人で舞います。後ろで舞う人を、当組では「幕とり」と呼びます。子供がつとめることになっており、かわいらしいので人気があります。
お祭り期間中は、町内の各家をまわり厄払いをします。また、「柱固め」といって、新築の家で舞い、家内安全を祈願します。
神楽舞(かぐらまい)
手に御幣を持ち、「いざや神楽は舞い遊ぶ 神をすすめて伊勢踊る」という詞章の唄で舞い歩きます。途中、剣を持ち悪魔祓いをする動作や、鈴を持ち「お先は 一神明天照皇太神宮、お中は 春日大明神、お後は 御屋敷中の悪魔を祓う」という掛け合い入ります。
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中居林太神楽(青森県八戸市)
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神楽舞(かぐらまい)
手に御幣を持ち、「いざや神楽は舞い遊ぶ 神をすすめて伊勢踊る」という詞章の唄で舞い歩きます。途中、剣を持ち悪魔祓いをする動作や、鈴を持ち「お先は 一神明天照皇太神宮、お中は 春日大明神、お後は 御屋敷中の悪魔を祓う」という掛け合い入ります。
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中居林太神楽(青森県八戸市)
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神楽舞(かぐらまい)
手に御幣を持ち、「いざや神楽は舞い遊ぶ 神をすすめて伊勢踊る」という詞章の唄で舞い歩きます。途中、剣を持ち悪魔祓いをする動作や、鈴を持ち「お先は 一神明天照皇太神宮、お中は 春日大明神、お後は 御屋敷中の悪魔を祓う」という掛け合い入ります。
備中神楽成羽保存会(岡山県高梁市)
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備中神楽成羽保存会(岡山県高梁市)
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備中神楽は、文化文政の頃、国学者で神官でもあった西林国橋が、古事記、日本書紀の日本誕生にまつわる神話の中から「天の岩戸開き」「大国主命の国譲り」「素戔尊の大蛇退治」の三編を選び劇化し、バラエティーに富んだ芸能性の高い民俗芸能に仕上げたものであり、昭和54年に国の重要無形民俗文化財として指定されています。備中神楽成羽保存会では、神楽師相互の連携を図り、研修会等を通して研鑽を積むとともに、次代を担う子供たちの育成など、備中神楽の保存・伝承活動を続けています。また、平成22年秋の第25回国民文化祭では、備中神楽発祥の地である岡山県高梁市を会場に、神楽フェスティバルが開催されることになっています。
猿田彦命(さるだひこのみこと)の舞
「猿田彦命の舞」は、猿田彦命が天孫降臨の際に、天の浮橋に立って邪魔外道を払いのけながら先導した故事にちなんで、災禍消除招福の神として、家内安全、災禍消除、五穀豊穣、交通安全等を祈願し、神楽の最初に舞われる極めて勇壮華麗な舞です。
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備中神楽成羽保存会(岡山県高梁市)
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猿田彦命(さるだひこのみこと)の舞
「猿田彦命の舞」は、猿田彦命が天孫降臨の際に、天の浮橋に立って邪魔外道を払いのけながら先導した故事にちなんで、災禍消除招福の神として、家内安全、災禍消除、五穀豊穣、交通安全等を祈願し、神楽の最初に舞われる極めて勇壮華麗な舞です。
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備中神楽成羽保存会(岡山県高梁市)
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猿田彦命(さるだひこのみこと)の舞
「猿田彦命の舞」は、猿田彦命が天孫降臨の際に、天の浮橋に立って邪魔外道を払いのけながら先導した故事にちなんで、災禍消除招福の神として、家内安全、災禍消除、五穀豊穣、交通安全等を祈願し、神楽の最初に舞われる極めて勇壮華麗な舞です。
井川神楽同志会(静岡県静岡市)
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井川神楽同志会(静岡県静岡市)
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井川神楽は、古く370年余の歴史を持つものと推察されます。文献等に明らかに残っているのが寛永7年頃と記されています。神楽も最初の頃は清めの湯立のほか茣座の神事の趣旨を取り入れた祭事でしたが、時代の流れとともに変化していき、更に良いものと考え、又村人こぞって楽しむ様考え、変化を求め、近隣と交流し各地の神楽を導入し、工夫を加え長い間磨きをかけ現在の神楽を伝承し、若者の育成に頑張っています。当地の神楽の内容は役舞10座、その他の舞(近隣からの導入舞10座)にて構成され、毎年ダム祭に神楽舞を奉納しています。又少年自然の家にて町の子供達にも、神楽を観てもらい神楽伝承につとめています。
松竹梅(しょうちくばい)の舞
この舞はいつごろかわかりませんが昔、他の村と交流の中で、教えてもらい受け継がれた舞だそうです。お祝いごとがあると、舞を舞い祝ったそうです。狩衣、鳥帽を付け、鈴、幣をもち、平に舞っていきます。舞手は3人。
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井川神楽同志会(静岡県静岡市)
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松竹梅(しょうちくばい)の舞
この舞はいつごろかわかりませんが昔、他の村と交流の中で、教えてもらい受け継がれた舞だそうです。お祝いごとがあると、舞を舞い祝ったそうです。狩衣、鳥帽を付け、鈴、幣をもち、平に舞っていきます。舞手は3人。
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井川神楽同志会(静岡県静岡市)
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五拍子(ごひょうし)の舞
悪魔祓の舞です。これを舞わないと刀の舞と大勢で舞う舞など舞う事が出来ない重要な舞。役舞の一つです。一人舞で陣羽織を付け、鈴、刀を持って舞います。笛も5つ程替わっていきます。出る時、終わって帰る時、九字を切って帰ります。
中設楽花祭り保存会(愛知県東栄町)
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中設楽花祭り保存会(愛知県東栄町)
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花祭りは、鎌倉時代末期から室町時代にかけて、熊野の山伏や加賀白山の聖によって、農民信仰の祭として、奥三河の地に伝えられたと言われています。花祭りの伝承を支えてきたのは、祭りに携わる地域の人々の素朴で強固な信仰心であり、それは、村人たちの心のよりどころでもあります。人々は花祭りを通して、八百万の神を勧請し、所願成就、厄難除け、生まれ清まりを祈願します。
中設楽の花祭りは、昭和51年、初の「国の重要無形民俗文化財」に指定されました。毎年12月の第1土曜日から日曜日にかけて、34種類の神事、舞が夜を徹して行われます。
大蛇退治(須佐之男命)
須佐之男命が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治する舞です。最初は杓を振りながら、大蛇に酒を飲ませ、前後不覚にした後、剣を使い大蛇を叩き切るように退治します。最後に大蛇の腹の中にあった「天叢雲剣(草薙剣)」を取り出し、嬉しそうに舞います。通称「山鬼」と呼ばれます。
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中設楽花祭り保存会(愛知県東栄町)
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大蛇退治(須佐之男命)
須佐之男命が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治する舞です。最初は杓を振りながら、大蛇に酒を飲ませ、前後不覚にした後、剣を使い大蛇を叩き切るように退治します。最後に大蛇の腹の中にあった「天叢雲剣(草薙剣)」を取り出し、嬉しそうに舞います。通称「山鬼」と呼ばれます。
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中設楽花祭り保存会(愛知県東栄町)
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猿田彦命(さるたひこのみこと)
村内の家々を回り「へんべ」を踏み、人々の厄と大地の悪霊をはらい、五穀豊穣、病気平癒、村内安全
を祈願する神として崇拝されています。各戸を回って夜中に帰ってくる「庭入り」と最後の湯ばやしの前に伴鬼をしたがえて舞う「宵の榊鬼」があります。
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中設楽花祭り保存会(愛知県東栄町)
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猿田彦命(さるたひこのみこと)
村内の家々を回り「へんべ」を踏み、人々の厄と大地の悪霊をはらい、五穀豊穣、病気平癒、村内安全
を祈願する神として崇拝されています。各戸を回って夜中に帰ってくる「庭入り」と最後の湯ばやしの前に伴鬼をしたがえて舞う「宵の榊鬼」があります。
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中設楽花祭り保存会(愛知県東栄町)
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湯ばやし
花祭りの最後を飾る舞です。手に「わら」で作った「たわし」を持ち、4人で力強く舞います。観衆にはやされながら、舞が徐々に緊張感を増していき、終盤には、観衆に無病息災の願いがかけられた釜の湯を、たわしで勢いよくかける、勇壮な舞です。
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中設楽花祭り保存会(愛知県東栄町)
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湯ばやし
花祭りの最後を飾る舞です。手に「わら」で作った「たわし」を持ち、4人で力強く舞います。観衆にはやされながら、舞が徐々に緊張感を増していき、終盤には、観衆に無病息災の願いがかけられた釜の湯を、たわしで勢いよくかける、勇壮な舞です。
相模里神楽垣澤社中(神奈川県厚木市)
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相模里神楽垣澤社中(神奈川県厚木市)
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厚木市の愛甲地区に伝わっていた愛甲神楽を垣澤家が引き継ぎ、明治45年に相模里神楽垣澤社中を創始、現在、勉氏が三代目の家元を務める。垣澤社中は神代神楽とも言われる里神楽と、神代神楽の合間に神楽師の余技として歌舞伎の演目をお面をつけて演じる全国でも珍しい面芝居を特徴としてい
る。
垣澤氏の指導の下、熱心に稽古を続け、地域の神社祭礼や厚木市教育委員会が主催する市内小中学校等での郷土芸能普及公演や文化行事等で公演し、郷土芸能の保存、継承に努めている。昭和46年に厚木市の無形民俗文化財に指定されている。
源三位頼政鵺退治(げんざんみよりまさぬえたいじ)
正体不明の妖怪変化に苦しめられていた六孫王経基卿に呼び出された源頼政と家臣の猪早太忠澄は、蟇目の法を使い、頭が猿、手足が虎、尾が蛇の姿の「鵺」を見事に退治し、経基卿の病気の全快と頼政と経基卿の息女のあやめ姫の結婚を祝う。
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相模里神楽垣澤社中(神奈川県厚木市)
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源三位頼政鵺退治(げんざんみよりまさぬえたいじ)
正体不明の妖怪変化に苦しめられていた六孫王経基卿に呼び出された源頼政と家臣の猪早太忠澄は、蟇目の法を使い、頭が猿、手足が虎、尾が蛇の姿の「鵺」を見事に退治し、経基卿の病気の全快と頼政と経基卿の息女のあやめ姫の結婚を祝う。
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相模里神楽垣澤社中(神奈川県厚木市)
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源三位頼政鵺退治(げんざんみよりまさぬえたいじ)
正体不明の妖怪変化に苦しめられていた六孫王経基卿に呼び出された源頼政と家臣の猪早太忠澄は、蟇目の法を使い、頭が猿、手足が虎、尾が蛇の姿の「鵺」を見事に退治し、経基卿の病気の全快と頼政と経基卿の息女のあやめ姫の結婚を祝う。
口坂本・横沢・大日神楽保存会(静岡県静岡市)
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口坂本・横沢・大日神楽保存会(静岡県静岡市)
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現在、口坂本横沢大日峠の3つの集落の保存会が、それぞれの集落の祭りには互いに協力して神楽の奉納をしています。特に横沢では子供や女性も神楽に参加し、積極的に地域の神楽の伝承を行っています。私達が守っているこの神楽はもともと、旧玉川村柿島の神官、白鳥右京の教えを受けて伝承していると言われています。白鳥右京は他にも旧大河内村や旧梅ヶ島村の神楽の伝ばんに大きくたずさわった人物です。現在、保存会の師匠である望月実さんも「柿島神楽保存会式次第」という書類を参考にして神楽を受け継いでいます。
五方(ごほう)の舞
本来は5人で舞う神楽であるが、今は4人で舞っている。鈴と4色の幣束。折敷を4方に移動させ舞う。神歌東西南北中央の方向への歌がある。
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口坂本・横沢・大日神楽保存会(静岡県静岡市)
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五方(ごほう)の舞
本来は5人で舞う神楽であるが、今は4人で舞っている。鈴と4色の幣束。折敷を4方に移動させ舞う。神歌東西南北中央の方向への歌がある。
笹間神楽保存会(静岡県島田市)
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笹間神楽保存会(静岡県島田市)
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笹間神楽は江戸時代中期、笹間上、二俣八幡神社の氏子が伊勢の外宮で神楽の講習を受け、持ち帰ったのが起源とする説と、隣接の清沢神楽が伝わったとする二説があるが、詳らかではない。いずれにしても、その様式から安倍、藁科、大井川上流の山間部に伝わる駿河神楽の流れを汲むものと考えられる。笹間神楽は第二次世界大戦前は盛んに舞われていたが戦中戦後の混乱期に伝承者が減り神社の祭典にも奉納することができない状況だった。戦後幾度となく復活の機運はあったものの挫折を繰り返していたが、昭和43年当時の青年団が復活すべく立ち上がり努力の結果その一部を伝承することに成功し、その後、神楽保存会を結成し、以後伝承種目も徐々に増やし、現在に至っている。
翁輔(おおすけ)の舞
翁輔と呼ばれる老人の面をかぶった舞人が遠方より旦那様を訪ね来て、様々な土産を取り出しながら滑けいなやりとりをする舞である。そのやりとりが日常の他愛のない話や、世相の時事をとらえたものなどでおもしろい。
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笹間神楽保存会(静岡県島田市)
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翁輔(おおすけ)の舞
翁輔と呼ばれる老人の面をかぶった舞人が遠方より旦那様を訪ね来て、様々な土産を取り出しながら滑けいなやりとりをする舞である。そのやりとりが日常の他愛のない話や、世相の時事をとらえたものなどでおもしろい。
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笹間神楽保存会(静岡県島田市)
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翁輔(おおすけ)の舞
翁輔と呼ばれる老人の面をかぶった舞人が遠方より旦那様を訪ね来て、様々な土産を取り出しながら滑けいなやりとりをする舞である。そのやりとりが日常の他愛のない話や、世相の時事をとらえたものなどでおもしろい。
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笹間神楽保存会(静岡県島田市)
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太刀(たち)の舞
一人太刀、三宝太刀、八王子と舞い手の人数によって名前が変わるが右手に鈴、左手に太刀を持って五方をとって舞う、祓い、清め、魔除けの舞である。笹間の太刀の舞は近隣の同種の舞よりも動作が大きく速くダイナミックなところが特長である。
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笹間神楽保存会(静岡県島田市)
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太刀(たち)の舞
一人太刀、三宝太刀、八王子と舞い手の人数によって名前が変わるが右手に鈴、左手に太刀を持って五方をとって舞う、祓い、清め、魔除けの舞である。笹間の太刀の舞は近隣の同種の舞よりも動作が大きく速くダイナミックなところが特長である。
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笹間神楽保存会(静岡県島田市)
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恵比寿・大国の舞
恵比寿様と大国様が協力して鯛を釣る二人舞で別名鯛釣つり面ともいわれる滑けいな仕草の舞である。観客が鯛の代わりに御祝儀をつけたりして、観る者と一体になる和やかさも特長である。
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笹間神楽保存会(静岡県島田市)
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恵比寿・大国の舞
恵比寿様と大国様が協力して鯛を釣る二人舞で別名鯛釣つり面ともいわれる滑けいな仕草の舞である。観客が鯛の代わりに御祝儀をつけたりして、観る者と一体になる和やかさも特長である。
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笹間神楽保存会(静岡県島田市)
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宇須女(うずめ)の舞
記紀にある天の岩戸の前で舞を舞った天の宇須女の命の舞であると伝えられるが、それにしては、ゆったりとした穏やかな舞である。裾持女が登場しその仕草が滑けいで観客を笑わせる舞でもある。
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笹間神楽保存会(静岡県島田市)
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宇須女(うずめ)の舞
記紀にある天の岩戸の前で舞を舞った天の宇須女の命の舞であると伝えられるが、それにしては、ゆったりとした穏やかな舞である。裾持女が登場しその仕草が滑けいで観客を笑わせる舞でもある。
梅津神楽保存会(静岡県川根本町)
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梅津神楽保存会(静岡県川根本町)
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川根本町の最北端に位置した接岨は、長島ダムで住民が半減し限界集落が目前の27戸の集落です。ここに約550年の時を刻んだ梅津神楽が昭和35年に、県指定無形文化財に認定され現在20人の会員に継がれて、5人の子供を中心に加え、会の目的に賛同し活動して頂ける人を幅広く募り、毎年9月から翌年4月までの毎週土曜日、夜7時半から9時まで公民館で練習を兼ねている、この中には大工、警察、雑誌記者がおり、遠くは横浜から駆けつけてくれる、こうした努力が7年前、接岨と発祥地とした「夜っぴとい神楽」が誕生、大井川、安倍川水系の神楽保存会の持ち回りで行われ、親睦を深めている。「夜っぴとい神楽」毎年1月第三土曜に公民館で翌朝二時頃まで行う。
八王子(はちおうじ)の舞
神歌を歌いながら四人の道浄にでてくる。右手に鈴、左手に白刃を持って、四角形を崩さないで時計回りに五方をとって舞う。八王子の舞は須佐之男命の子供達の舞として伝承されている。
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梅津神楽保存会(静岡県川根本町)
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八王子(はちおうじ)の舞
神歌を歌いながら四人の道浄にでてくる。右手に鈴、左手に白刃を持って、四角形を崩さないで時計回りに五方をとって舞う。八王子の舞は須佐之男命の子供達の舞として伝承されている。
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梅津神楽保存会(静岡県川根本町)
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八幡(はちまん)の舞
小弓を持つ三人舞、弓矢を五方に放つのが特色。この舞は天王の舞と共に若宮神社の主舞とされ、応神天皇(品陀和気命)を擬した舞と伝承されている。
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梅津神楽保存会(静岡県川根本町)
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八幡(はちまん)の舞
小弓を持つ三人舞、弓矢を五方に放つのが特色。この舞は天王の舞と共に若宮神社の主舞とされ、応神天皇(品陀和気命)を擬した舞と伝承されている。
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梅津神楽保存会(静岡県川根本町)
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八幡(はちまん)の舞
小弓を持つ三人舞、弓矢を五方に放つのが特色。この舞は天王の舞と共に若宮神社の主舞とされ、応神天皇(品陀和気命)を擬した舞と伝承されている。
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梅津神楽保存会(静岡県川根本町)
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鬼(おに)の舞
笛の音は哀調ある名曲で、荒々しさは全くない静かな舞。この舞は昔、作物を荒らしたり、農民を脅かすなど多くの悪事を働いた鬼をこらしめようと、その鬼の子を鬼の目の届かぬ所へ隠してしまい、鬼といえどもわが子恋しさに涙にくれて方々を探し歩く様子を表現するといわれている。
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梅津神楽保存会(静岡県川根本町)
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鬼(おに)の舞
笛の音は哀調ある名曲で、荒々しさは全くない静かな舞。この舞は昔、作物を荒らしたり、農民を脅かすなど多くの悪事を働いた鬼をこらしめようと、その鬼の子を鬼の目の届かぬ所へ隠してしまい、鬼といえどもわが子恋しさに涙にくれて方々を探し歩く様子を表現するといわれている。
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梅津神楽保存会(静岡県川根本町)
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鬼(おに)の舞
笛の音は哀調ある名曲で、荒々しさは全くない静かな舞。この舞は昔、作物を荒らしたり、農民を脅かすなど多くの悪事を働いた鬼をこらしめようと、その鬼の子を鬼の目の届かぬ所へ隠してしまい、鬼といえどもわが子恋しさに涙にくれて方々を探し歩く様子を表現するといわれている。
川根本町長閉会のあいさつ
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川根本町長閉会のあいさつ
- 実行委員会会長の佐藤公敏町長は閉会式において「多くの皆さまのご支援、ご協力をいただき、神楽フェスティバルを成功させることができました。心からお礼を申し上げます。出演された皆様には、郷土の誇りを胸に、その思いを存分に披露していただきました。また、ご来場の皆様には、素晴らしい感動と心に残る思い出をお持ち帰りいただけたと思います。神楽は自然に対する畏怖や感謝、山里の暮らしを体現し今に伝えています。神楽は人々の心をいやし、元気づけてまいりました。今回の企画を通じて、本物の暮らしや豊かさを問い直す場になりました。神楽を守ることは、地域を守ることであることを再認識し、今後も神楽が奉納され続けられるよう、全力で町づくりに取り組んでいきます」とあいさつしました。
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更新日:2017年03月29日