第11回日本国際青少年音楽祭
日本国際青少年音楽祭委員会が主催する「第11回日本国際青少年音楽祭in静岡・川根本町コンサート」は7月23日、町文化会館ホールで開催されました。
会場には、世界の音楽を肌で感じようと多くの来場者が詰めかけました。
オープニングを飾ったのは、県立川根高等学校郷土芸能部による赤石太鼓の演奏です。曲目は夏にちなんで「涼(りょう)」。迫力ある太鼓の音がホールにこだまし、会場内のボルテージは一気に頂点へ。このあと秩父屋台囃子、スピリチュアル・ドラマーズと曲は続き、勇壮な太鼓演奏にどの来場者も大きく息をのみました。
そして、休憩を挟んでステージに上がったのは、ロシアから来日したヴィヴァリーニです。ヴィヴァリーニの皆さんは、クラスノヤルスク芸術大学の学生で編成するヴァイオリンとビオラのアンサンブルで、ロシア民謡やクラシック音楽、日本でおなじみの「さくら」「ふるさと」など、10曲以上を披露しました。ヴァイオリンとビオラが奏でる美しい弦楽器の調べに、来場者はうっとりと聞き入っていました。すべての曲を演奏し終え、あいさつするヴィヴァリーニに、来場者から「アンコール」の声が上がり始め、その声はやがて、大合唱に。ヴィヴァリーニの皆さんは、もう一度ヴァイオリンを手に取り、熱のこもった表情でロシア民謡「カリンカ」を演奏し、会場を沸かせました。
コンサート終了後は、ヴィヴァリーニの皆さんと川根高等学校郷土芸能部の皆さんが打ち解け合い、記念撮影などに興じ、互いに別れを惜しんでいました。
〔レポート:小笠原聡〕
お問い合わせ先
川根本町文化会館電話:0547-59-3106
- この記事に関する
お問い合わせ先
更新日:2017年03月29日