川根本町は、環境にやさしい森林経営の第一歩を踏み出すため、「
FSC森林認証」を取得しました。
平成20年3月12日(水)、審査機関であるソイル・アソシエーションから認証番号が交付され、全国で24番目、静岡県内では初の認証林1465.96ヘクタールが誕生しました。
●森林認証とは 森林認証制度とは「適正な森林管理」が行われていることを独立した第三者機関が審査・認証する制度です。
FSC(Forest Stewardship Council)の森林認証制度はその一つであり、世界で最も広く展開している国際機関です。
FSC森林認証制度は、森林環境保全に配慮し、地域社会の利益にもかない、経済的にも継続可能な形で生産された木材を認証し、認証された製品を消費者が購入することで、消費者も世界の森林保全に貢献できる仕組みとなっています。
「森林管理のためのFSCの10の原則と56の基準」に基づき、適切に管理された森林を認証します。
この制度には、世界中から林業者、木材取引企業、先住民団体、地域林業組合、林産物認証機関、環境団体など、様々な団体からの参加があります。
●森林認証取得の経緯 川根本町では、町林業研究会の会員に説明会を実施し、FSC森林認証に賛同してくださった9人と川根本町、森林活動団体で森林管理グループ「
F-net大井川」を結成しました。
昨年の5月から準備を進め、森林管理方針・森林管理計画などを検討し、グループマニュアル
(※)を作成。昨年9月に審査を受験しました。
(※)F-net大井川の森林管理計画書(概要版)PDFファイルを
ご覧になるには、こちらをクリックしてください。●認証取得をきっかけとして FSC森林認証の取得により、持続可能な森林管理・林業経営が規格化できることや、町内はもとより、大井川流域、県内外の木材関連業者などに対して、森林認証材を幅広くアピールすることができるなど、今後、様々な効果が期待できます。
しかしながら、FSCには、加工・流通の認証である
CoC認証(※)があり、製材所、加工所や工務店がFSCのラベルをつけて製品を製造したり、FSC認証材の家を建てたりするには、CoC認証を取得する必要があります。
今後は、FSC森林認証を維持し、今後の林業振興や、適切な森林管理を行っていきたいと考えています。
(※)CoC認証・・・認証森林の林産物を材料とした製品が、森林から消費者に届くまでの過程において認証材が適切に使用されていることを認証すること。チェーン・オブ・カスタディの略
●認証取得後の取り組み 町民の皆さんに森林認証という制度を理解していただくことが第一です。
そして認証林面積の拡大や持続可能な森林管理形態の定着、認証材の安定供給体制の確立を図ります。併せて、町内や流域の木材関連業者が認証材を利用・流通できるようCoC認証の取得を働きかけます。
この制度を通して、川根本町の林業振興、林業所得の向上につなげていくことを目指しています。
◆お問い合わせ先 川根本町役場 産業課(本庁舎2階)電話0547-56-2226