環境負荷の低減を図るためには、現在ある資源を有効に活用していくことが大切です。
この町に存在する豊富な資源「
森林」。川根本町では、石油に替わるエネルギーとして「
木」に着目しました。
薪などの木質バイオマス燃料を使用するストーブ・給湯ボイラー・風呂釜を設置すると、費用の5分の1以内(5万円限度)で補助金が交付されるという新制度です。現在、CO2の排出削減に有効である「木質バイオマス燃料」が再び脚光を浴びてきています。今年の冬は「薪ストーブ」はいかがでしょう。
森林(もり)のエネルギー導入促進事業費補助金◆事業の趣旨 薪などの木質系の燃料を使用するストーブ、給湯ボイラー、風呂釜の設置費用に補助をします。
◆事業の目的 石油の代替エネルギーとして、私たちの町に豊富にある森林資源を有効に活用します。
◆事業の内容 木質系の燃料を使用するストーブ、給湯ボイラー、風呂釜の設置費用の5分の1以内を補助します。(上限は5万円です)
◆薪ストーブなどの設置参考価格◎薪ストーブ
ダルマストーブ 5万円〜10万円
薪ストーブ 35万円〜70万円
◎焼却兼用風呂釜 15万円前後
◎焼却兼用ボイラー 45万円前後◆補助金の交付を受けるには・・・(1) 補助金交付申請書を役場に提出し、交付することを決定した通知を受け取った後に工事を行います。
(2) 工事が終了したら実績報告書や請求書を提出します。
(3) 交付申請書には、設置の費用が分かる見積書と仕様書、工事前の写真、設置場所の見取図などをつけてください。
(4) 設置しましたら実績報告書を提出します。実績報告書には、費用の内訳が記載された領収書の写し、設置状況の写真などをつけてください。
◆薪の効果 端的にいえば、石油を使わなくてすむということです。それから、ストーブにおいては非常に暖かく感じたり、燃えている火を見て楽しむこともできます。
薪で暖めたお風呂のお湯は肌さわりが柔らかく感じる人もいるようです。
薪や石油を燃やすと二酸化炭素が発生します。薪の燃焼に伴う二酸化炭素は地下から地表にくみ上げる化石資源の石油とは異なり、樹木が吸収した大気中の二酸化炭素を排出するのですから大気の二酸化炭素は増加しない(これをカーボンニュートラルといいます)とされています。地域にある森林資源を薪エネルギーとして活用することは、大気中の二酸化炭素を増加させないことになりますし、森林の循環利用、すなわち環境保全につながります。
薪の重量換算での発熱量は石油の約半分です。薪を購入することを考える場合、石油の価格の半分であればエネルギーに係るコストは安くなります。自分で調達できれば更に安上がりになります。
万が一の災害時に電気が使えなくなった場合に有効なエネルギー源となります。
◆間伐材の有効利用 一般的に、ストーブにくべる薪にはコナラ、サクラやカシなどの広葉樹の方が適当だといわれています。これは、燃焼効率が良いためです。
当町には、スギやヒノキの間伐材がたくさんあります。スギやヒノキはストーブを傷める心配がありますが、広葉樹と混焼すれば大丈夫です。また、ストーブの焚き付けや朝の時間帯に素早く暖める場合にも適しています。
ボイラーは木材ならば何でも燃やすことができます。焚き付けには小割りしたスギやヒノキが適していますし、割り箸を有効利用している人もいます。
◆薪を使う場合のコツ スギやヒノキの間伐材を使う場合でも、広葉樹を薪にする場合でも、十分に乾燥させることが重要です。乾燥が十分でない薪は、燃焼効率が悪いだけでなく、炉や煙突を傷めてしまいます。
温度や燃焼時間をコントロールするには、3種類ぐらいの太さの薪を用意します。(1)焚き付け用の小割りしたもの、(2)中ぐらいの太さのもの(5〜10cm程度)、(3)長時間燃焼用として10cm以上のものです。
効率的な燃焼のための風量の調整はめんどうな作業ですが、楽しみの一つとしている人もいます。
煙突の掃除は火災予防の上でも重要です。
◆薪を作る 川根本町には広葉樹は少ないものの、スギやヒノキがたくさんあります。自分の山の木を使う、近所の山から買う、支障木をいただくなど、都会の人たちが喜んで取り組む薪割りを地元で手身近に行うことができます。
薪割り楽しみを語る深澤光氏の言葉です。
「薪割りは体に良い(全身運動)。薪割りは心の癒しになる。薪割りは環境にやさしい。薪割りは財布にもやさしい。薪割りは家族や人間関係を深める」
ストーブやボイラーだけでなく、バーベキューや焚き火の楽しみも増えます。子供たちに楽しみや火の扱い方や怖さを教えることもできます。
〔レポート:鈴木浩之〕
◆お問い合わせ先 川根本町役場 産業課(本庁舎2階)林政・商工係 電話0547-56-2226