奥大井湖上駅結婚式(2010年)
2010年10月2日、南アルプスあぷとライン(井川線)「奥大井湖上駅」で結婚式が行われました。
この日、結婚式を挙げたのはお二人は19組の応募から選ばれた、高校時代から大井川鐵道と南アルプスあぷとラインのファンで、毎月数度は川根本町を訪れている藤枝市在住の石神文隆さんと香織さんです。
午前10時38分、二人の顔写真のハート型ヘッドマークをつけた特別列車が奥大井湖上駅に到着。新郎は大井川鐵道の制服姿、新婦は純白のウエディングドレスで登場しました。祝福に駆けつけた親族や友人、鉄道ファンや町民など約80人が見守る中、指輪交換や誓約書へ署名をしました。
立会人である佐藤町長は「川根本町自慢の豊かな自然の中で結婚式を挙げてくださったお二人を、町をあげてお祝いします。子宝に恵まれ、ぜひお子さんを連れて報告に来てほしい」と祝辞を述べました。
新郎新婦は誓いの鐘を高らかと打ち鳴らした後、井川線車両を模したケーキに入刀。町内産ブルーベリージュースで乾杯しました。
新郎 石神文隆さんは「井川線のディーゼル機関車、アプト式電気機関車のように、妻、家族を引っ張っていきたい。夢を持って生きていきたいと思います」と幸せいっぱいに語りました。
挙式後は新郎新婦が接岨湖に浮かべたカヌーに乗り込み、新生活に向けこぎ出しました。緑色の湖面に純白のウエディングドレスがひときわ映え、参列者はいつまでも手を振り、二人の旅立ちを見送りました。
午後1時過ぎ、千頭駅では川根高校吹奏楽部が二人のために演奏会を開き、お祝いに駆けつけた町民のみなさんと新郎新婦を盛大に祝福しました。
〔写真・レポート:服部了士〕
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更新日:2017年03月29日