川根本町FSC森林認証取得事業

更新日:2017年08月06日

FSC森林認証

森林認証とは

 FSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)は、世界中全ての森林を対象とし、環境保全の点から見て適切で、社会的な利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理を推進することを目的としています。このような森林管理がなされているかどうかを信頼できるシステムで評価し、適切な管理がなされている森林を認証します。
 また、このような森林から産出された木材・木材製品には独自のロゴマークを付け、認証を受けた森林から来ていることを保障するものです。このロゴマークの付いた製品を幅広く流通させることにより、世界の森林保全へ向け、森林管理者から、木材・木材製品の消費者に至るさまざまな関係者を一体化しようとする取組みです。

FSCの10の原則

  1. すべての法律や国際的な取り決めそして、FSCの原則を守っている。  
  2. 森林を所有する権利や利用する権利が明確になっている。
  3. 昔から森に暮らす人々の伝統的な権利を尊重している。
  4. 地域社会や労働者と良好な関係にある。
  5. 豊かな収穫があり、地域からも愛され利用できる森である。
  6. 多くの生物がすむ豊かな森である。
  7. 調査された基礎データに基づき、森林管理が計画的に実行されている。
  8. 適切な森林管理を行っているかどうかを定期的にチェックしている。
  9. 貴重な自然の森を守っている。
  10. 人工林の形成が自然の森に影響を及ぼしていない。 

FSCのしくみ

FSCのしくみのイラスト

FSCロゴマーク

FSCロゴマークのイラスト

F-net大井川の取組み

「水と森の番人が創る癒しの里」づくりの第1歩を踏み出すために!

認証の概要

認証機関:ソイル・アソシエーション/株式会社アミタ
認証登録番号:SA-FM/COC-001841
認証発行日:2008年3月12日
認証森林面積:1471.51ヘクタール

認証林

認証林の写真1
認証林の写真2

認証形態

町有林と私有林(9林家、1森林活動グループ)によるグループ認証取得
管理責任者 川根本町長
事務局 川根本町産業課
取得面積 1471.51ヘクタール(町有林547.43ヘクタール・私有林924.08ヘクタール)

認証林とその内訳
  面積(ヘクタール) 蓄積(立方メートル) 構成比率(%)
認証林 1471.51 400,379 100
人工林(針葉樹) 1136.39 365,056 77.23
人工林(広葉樹) 18.29 1,302 1.24
天然林 260.11 34,021 17.68
その他 56.72 - 3.85

森林管理方針

 地域の9割以上を占める森林管理の一部を担うものとして、FSCの原則と規準や関係法令を遵守し、「森林の整備育成、木材の生産、木材の販売及び林業活動」を以下の基本方針に基づき実施する。

  • 環境、社会、経済等に配慮した森林管理方法を明らかにし、作業員及び関係機関に対する理解と意識向上に努める。
  • 地域社会の一員であることを認識し、広く社会との良好な関係を保つように努める。
  • 常に長期的視野にたって経営計画を定め、確実な実行、検証、見直しを行う。

今後の取組み

  • グループ認証森林面積の拡大を図り、町全体として森林管理のレベルアップに取り組みます。
  • 町内、流域の木材関係業者等と連携を図り、地域、流域内で認証の付加価値を高めることを目指します。
  • 森林管理に関する情報を公開し、町民等の意見を可能な限り取り入れます。

FSC認証登録証

FSC認証登録証の写真

FSC森林認証を取得したい方、もっと詳しく知りたい方は、下記までお問い合わせください。

お問い合わせ先

「F-net大井川」事務局
川根本町役場 産業課 林業室 電話番号:0547-56-2226

この記事に関するお問い合わせ先

産業振興課 林業室

〒428-0313 静岡県榛原郡川根本町上長尾627
電話番号:0547-56-2226
ファクス番号:0547-56-2235

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